KNT-CT、4月国内旅行1.0%減、個人旅行が低調-外国人は7割増

  • 2014年6月10日

 KNT-CTホールディングスの2014年4月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比1.0%減の247億6838万円となった。団体旅行が前年並みの57億6179万円、企画旅行が1.0%増の154億7657万円となったものの、個人旅行が10.6%減の43億5578万円と前年を下回った。

 団体旅行のうち、学生団体が2.6%減の35億6817万円となったが、一般団体は4.6%増の21億9362万円。また、企画商品ではメイトが12.7%減の43億5578万円となった一方、クラブツーリズムが7.6%増の111億2049万円と牽引した。

 メイトは、取扱人数では関西、中国四国、九州の方面が好調さを維持している一方、2013年に数字を伸ばしたディズニーランド30周年、伊勢神宮の遷宮行事などからの反動で、東京近郊と伊勢志摩方面は伸び悩んだという。

 クラブツーリズムは、バス旅行以外は主軸の桜商品が予想を下回って2.4%減となったが、バス旅行は桜の開花状況の影響を受けずに販売できたことで12.3%増と大きく増加した。

 このほか、外国人旅行は70.1%増の15億8290万円と好調に推移した。

 なお、海外旅行は12.3%増の108億9528万円で、国内、外国人との合計は4.1%増の379億7249万円であった。海外旅行の詳細は関連ニュースの通り。