吉祥航空、関空/上海線就航、4月からデイリーで

  • 2014年3月10日

A320型機  吉祥航空(HO)は4月15日から、関空/上海線に新規就航する。デイリーで運航する計画だ。今回の就航により、関空/上海線は計7社により週91便で結ばれることとなる。

 HOは2006年に運営を開始し、上海を拠点に国内、国際線を含め60路線以上を運航している。2014年1月31日から初の日本路線として那覇/上海線の運航を開始しており、関空線は2路線目。HO日本支店によると、関西圏は日中間の交流が盛んであり需要も高く「HOにとってドル箱路線」との位置づけ。首都圏についても同様の認識だが、制限が厳しいため、就航先として日中間でオープンスカイが実現している関空を選択したという。

機内の様子 関空線の乗客は、中国発のインバウンドが7割で、日本発需要は3割となる見通し。HOによると、日本発のレジャー需要は、PM2.5の大気汚染問題などでパッケージツアーや団体旅行を中心に減少しているが、出張など業務渡航については需要は十分あるとの考えから、ビジネス需要の取り込みをめざす考えだ。

 今後は日本路線を段階的に増やしていく予定で、2014年7月、8月頃に関空線をダブルデイリーに増便。また、14年中には福岡、中部、札幌/上海線の3路線の開設を検討中。まずは夏以降に福岡線から運航を開始する計画だ。

 運航機材はエアバスA320型機で、ビジネスクラス8席、エコノミークラス150席の計158席。HOはA320型機を32機、A321機を2機保有しており、今夏以降にはA321型機も関空線に投入する予定だ。運航スケジュールは以下の通り。


▽HO 関空/上海線 運航スケジュール(4月15日~)
HO1338便 PVG 14時50分発/KIX 17時50分着(デイリー)
HO1337便 KIX 18時50分発/PVG 19時40分着(デイリー)