ANAワンダーアース第5弾、「冒険」テーマに北極初設定-37コース発売

  • 2013年12月25日


  ANAセールスは12月19日、ANAワンダーアースの第5弾を発売した。今回は2014年4月から10月出発で海外ツアー35コース、国内ツアー2コースを用意。「冒険」をテーマに世界の秘境への旅行商品を造成するとともに、エコノミークラス利用者向けの新サービスも設けた。

 同社経営企画部広報室によると、第4弾までの予約数は約800名。第4弾は「良い状況」であるといい、第5弾も発売から数日で20名の予約があったという。

 第5弾の海外ツアーでは北極や南米のアマゾン川ジャングルクルーズなどを初めて設定。北極は、ロシアの砕氷船「50イヤーズ・オブ・ヴィクトリー」で北緯90度の北極点をめざす旅を18名限定で設定。また、アマゾン川ジャングルクルーズでは、アクア・エクスペディションズの「アクア」をチャーターしてクルーズをおこなう。

 このほか、欧州では、オーストリアでザルツブルク音楽祭と2大湖水音楽祭を鑑賞し、通常では入ることができないザルツブルク祝祭大劇場のバックステージツアーを組み込んだツアーを設定。中国では九寨溝を訪れ、峨嵋山でご来光を拝み、ミニSLの客車を貸しきって現地の日本語を学ぶ学生との交流の場を設けたツアーを用意した。

 一方、国内旅行では「プロカメラマン&ネイチャーガイドと行く知床の旅」と「神秘なる秘境 西表山をめぐる旅」の2コースを設定した。

 また、今回はツアー参加者へのサービスを拡充。全日空(NH)、スターアライアンス加盟航空会社利用の商品に参加した場合、エコノミークラスの利用でも往路で羽田、成田空港のNHのラウンジを利用できるようにした。ANAワンダーアースはビジネスクラスやプレミアムエコノミークラスの利用者が多く、エコノミークラスの利用者は全予約者数の半分以下。同社ではエコノミークラス利用者の利便性、快適性の向上をはかることで、他社との差別化をはかりたいとしている。