スクート、B787日本導入へ-大都市で新路線開設も

  • 2013年10月28日

スクートCEOのウィルソン氏(中央)、日本・韓国支社長の坪川氏(左)、インフィニ常務取締役の栗崎信寛氏(右) スクート(TZ)CEOのキャンベル・ウィルソン氏は10月28日の記者会見で、同社が2014年10月以降に受領予定のボーイングB787型機について、日本路線に導入する可能性が高いとし、「就航先の第1番目か第2番目の都市として(日本国内の都市が)あがっており、B787を乗り入れると想定している」と話した。

 TZは14年から2015年までに、B787-8型機とB787-9型機を計20機順次受領する予定。ウィルソン氏は本誌のインタビューに応え、「日本人のお客様は新機材を好むので、B787型機の導入先として(日本は)念頭にある」と説明。B787型機は全日空(NH)や日本航空(JL)が既に活用しており、機体のハンドリングなどの経験が国内空港にあることなども導入の理由としてあげた。

 現在TZは成田/台北/シンガポール線をB777-200型機で週7便運航している。ウィルソン氏は、B787型機をまず成田線に投入するか、日本国内の他都市に投入し新規路線を開設するかは「検討中」としながらも、「個人的には新路線の開設が望ましいのでは」との考えを語った。新規就航先としては潜在需要が高く、人口の層が厚い大都市圏を見込んでおり、大阪など3、4都市と話を進めているという。

 また、TZ日本・韓国支社長の坪川成樹氏は、新規就航をするのであれば「最初からデイリーをめざしてたい」と意欲的。日本発旅客の8割が旅行会社経由での予約であり、旅行会社が商品造成をするためにはデイリー運航が必要との考えだ。

 また、成田路線についても、時期は未定だがB777-200型機とB787型機を入れ替える予定。ウィルソン氏によると、成田/シンガポール直行便の検討もおこなっているが、TZでは台北を小規模ハブと位置づけており、台北/シンガポール間の需要も考慮する必要があるという。親会社であるシンガポール航空(SQ)が成田/シンガポール直行便を運航していることも考慮して、TZのターゲットとして「(コストを)節約するためなら直行便でなく、ワンストップしてもいいという旅行者」をあげた。

 B787型機導入までは、成田線のロードファクターを維持し、日本路線の実績を積み上げていく方針。ロードファクターは就航以来の平均で81%。2013年7月から9月の3ヶ月では92%と好調だという。

 なお、ウィルソン氏は羽田線開設の可能性についても言及。就航の可能性があれば検討する考えだが「成田のパフォーマンスに満足しており、成田をなくすことはまずない。成田路線とカニバリゼーションがないか検討していきたい」と話すにとどめた。

※詳細は後日掲載予定