米国、2021年に観光客1億人めざす-ラスベガスでパウワウ2013

IPWオープニング・テープカット、ハサミを握るのは USTプレジデント兼CEOのダウ氏

6月10日から12日、米国ネバダ州ラスベガスで米国最大のトラベルトレードショー「インターナショナルパウワウ2013(IPW)」が開催され、昨年からの新しいロゴであるIPWの元、米国内と世界70ヶ国から過去最高の参加者6400人が集まり、日本からも100名が参加した。




大きな経済効果をもたらす観光産業
IPWの成果をアピール

IPWの成果についてスピーチするUSTのロジャー・ダウ氏

 45回目のIPWとなる今回、米国国内と国外合わせて1300社のバイヤーとメディア500名が参加した。USトラベルアソシエーション(UST)の試算によると、イベント効果として向こう3年間で米国への旅行で35億米ドル、ホストシティであるラスベガスへは将来的に3億5000万米ドルの経済効果をもたらすという。

 USTプレジデント兼CEOのロジャー・ダウ氏は、スピーチで「経済不況を抜け出して、米国の旅行産業は強く回復し、IPWもこの3年間で倍に成長した」と述べ、「米国の主要な地域観光局のみならず、博物館、アミューズメントパーク、その他の旅行関連産業が、オンライン・システムを駆使して、3日間のイベント開催で9万件以上のビジネスミーティングをおこなう」とその成果をアピールした。

開催地ラスべガス観光局のブース

 また、昨年のオバマ大統領による米国旅行業界拡大のための大統領令発令が追風ともなって、観光産業が米国に雇用創出と旅行による大きな経済効果をもたらしたことにも触れた。