エティハド、ヴァージン・オーストラリアへの出資比率引き上げ

  • 2012年9月4日

 エティハド航空(EY)はこのほど、ヴァージン・オーストラリア航空(DJ)への出資比率を10%に引き上げた。これまでは5%であったが、オーストラリアの外国投資審査委員会の承認を得たことを受け、株を買い増した。

 EY会長兼CEOのジェームス・ホーガン氏は、「ヴァージン・オーストラリアの経営戦略をサポートし、弊社の経営改善の過程の中で同社と引き続きより密接に仕事をしてまいります」とコメント。その上で、今後EYがDJの大株主になることや、傘下に置くつもりのないことを強調している。

 EYとDJはコードシェアや共同マーケティング、フリークエントフライヤープログラムなどで提携してきているが、今後も「運航上の協力、IT設備の共有、その他コスト削減につながるエリアにおいて、引き続きより密接な協業の可能性を探る」ことで、商業的な提携関係がさらに強くなるとの見通しだ。