旅行業・観光業DX・IT化支援サービス
itt TOKYO2024

インタビュー:デルタ航空アジア太平洋担当上級副社長デューベ氏

  • 2012年9月4日

羽田/シアトル線に意欲
日系航空会社との提携も模索継続

-今後の日本市場での展開について、他の2アライアンスとの競争を踏まえてお聞かせください

デューベ 太平洋路線で最大の米国航空会社として日本市場での戦略は変わっていない。DLは成田/パラオ線、羽田/ロサンゼルス線、福岡/ホノルル線など日本からのネットワークを広げてきた。まずはこうした路線を成長させていくことが重要だ。新たな路線展開の計画は今のところないが、DLとしては今後も質の高いプロダクトとサービスを日本人旅行者に提供していくことが大切なことだと考えている。

 アライアンス間の競争だが、DLはスカイチームのメンバーであることを誇りに思っている。北東アジアでは、大韓航空(KE)、チャイナ・エアライン(CI)、中国東方航空(MU)、中国南方航空(CZ)に加えて、上海航空(FM)も参加。さらに、ガルーダ・インドネシア航空(GA)も加わることが決まっており、アジアでもその存在感を高めている。

 確かに、日本では共同事業のパートナーはいないが、マイレージではスカイマーク(BC)、羽田のグランドハンドリングではスターフライヤー(7G)と提携している。両社との協力で、DLの日本市場でのサービセスも向上したと思っている。

 現在、DLは福岡、大阪、名古屋、東京から飛んでいるが、旅行者はこれらの都市からだけでなく、日本全国から集まる。我々は日本市場でより良いサービスを提供できる方法を常に探っており、日本の航空会社との提携の可能性も継続して検討していく。


-ありがとうございました