日本航空、機内で幻のジブリ短編-「紅の豚」の再上映も

  • 2012年6月28日

 日本航空(JL)は今夏以降、スタジオジブリと2007年夏に開始した共同企画「空を飛ぶ。」プロジェクトを拡充する。8月から、一部機材を除く国際線全路線で、宮崎駿監督が2002年に三鷹の森ジブリ美術館の展示用に制作し上映されたアニメーション映画「空想の空飛ぶ機械たち」を独占上映。宮崎監督が自らナレーションも務めたもので、現在は一般公開されていない映画という。

 また、同じく8月以降、一部機材を除く国際線全路線で、映画「紅の豚」を機内で再上映。JLは1992年に紅の豚の共同製作に参加し、劇場に先駆けて機内で先行上映していた。9月からは日本語、英語、フランス語に加え、中国語版も提供する予定だ。

 このほか国内線では7月、国際線では7月と8月、一部機材を除いてジブリ作品のテーマ曲を機内オーディオで放送。さらに、2007年8月から2008年1月にかけて、ボーイングB787型機に描くイラストを国内外の小学生から公募し、ジブリも審査に加わって入賞作品を決めていたが、今秋から入賞作品を描いた特別デカール機の運航を開始する。