パリ、都市での多様な体験アピール-12年の日本人訪問者、10%増めざす

  • 2012年6月6日

(左から)パリ観光・会議局局長のポール・ロール氏、マーケティングコミュニケーション日本・アジア地区責任者のパトリシア・バルテルミー氏  パリからパリ観光・会議局をはじめとしたセールスミッションが来日し、このほど記者会見やセミナー、ワークショップを開催した。同局局長のポール・ロール氏は弊誌の取材に答え、「我々は小さな都市だが、沢山の興味深い素材を持っている」と述べ、特別なテーマを設定してプロモーションを実施するのではなく、ショッピングや食、スポーツ、文化などパリで体験できる多様な素材を訴えていく考えを示した。

 同局によると、たとえばショッピングではリヴォリ通り、モンマルトル、サンジェルマン・デ・プレ、マレ地区などで、日曜日も営業する店舗が以前に比べ増加しており、利便性が上がっているという。また、交通手段も多様化しており、オープンバスツアーに加え、電気自動車のカーシェアリングや電動の三輪車タクシー、セーヌ川の水上バス、レンタルサイクルの「ヴェリブ」をアピール。ヴェリブは現在2万台が設置されており、約4割は外国人が利用しているとした。

 また、ロール氏によると、パリへの2011年の日本人訪問者数は50万4759人。外国人訪問者数ではアメリカ、英国、イタリア、ドイツ、スペインに次いで第6位のシェアを占める。11年は東日本大震災の影響で30%減まで落ち込んだ時期もあったが、回復も早く、通年では前年と比べ減少幅が5%から7%程度にとどまった。同氏は「12年前は(日本人訪問者数は)100万人だったが、徐々に減少してきた。再度伸ばしていきたい」とし、2012年は「11年の10%増を期待したい」考えを示した。

来日した15団体によるワークショップも開催された  同局マーケティングコミュニケーション日本・アジア地区責任者のパトリシア・バルテルミー氏も、日本が成長するアジア市場のなかでも「優先的な市場である」ことを強調。パリが「日本人にとって一番行きたいデスティネーションであり続ける」ことが重要とし、長く滞在する魅力を訴求していくことが重要とした。同氏によると日本人訪問者のうち6割がリピーターであり、「日本人はパリジャンのようにパリを知っている」という。今後は引き続き「日本人がパリを訪れる為につねに旅行会社を支援したい」考えだ。