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スモール・ラクシャリー、国内3軒が加盟-予約が好調な伸び

  • 2012年5月16日

 スモール・ラクシャリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(SLH)にこのほど、国内のホテル3軒が加盟した。新たに加盟したのは屋久島のサンカラ・ホテル&スパ、長崎県の雲仙観光ホテル、滋賀県のロテル・デュ・ラク。これにより国内の加盟ホテルは8軒となった。

 先ごろに開催したメディア懇親会の場でアジア太平洋地区パブリックリレーションズディレクターのブリオニー・ガモン氏は、1991年の創業時には75軒約5000室であった加盟ホテル数と客室数が、現在は520軒約2万6000室に増加したと説明。今年末までには550軒まで増やす計画で、ブラジルなど南米や、中国、インド、ベトナムなどアジアなどで新ホテルを予定しているという。

 その上で、「平均49室の小さなホテルだからこそ提供できることがある」と語り、「地元の文化やコミュニティに根ざした体験を提供しており、(ホテルは小さくても体験の)スケールは大きい」とアピール。例えばインドではコーヒーやスパイスのプランテーションを訪ねるプログラムを用意しており、チェコのシャトーホテルでは化粧品を自分で調合するプログラムもあるという。

 SLHアジア太平洋地区セールスディレクターのブランドン・チャン氏によると、日本市場は2011年に震災があったにも関わらず売上ベースで2ケタの伸びを示し、今年も同様に推移しているため、通年でも好調な結果を残すとの予想だ。なお、グループ全体でも2011年は顧客数が前年比44%増となるなど大きな成長を果たしたという。予約取扱額も26%増となり、収益は9600万米ドルに達した。