マサチューセッツ州とバーモント州、JLボストン線に期待

  • 2012年2月14日

「トラップ・ファミリー・ロッジ」のサム・ボン・トラップ氏。トラップ男爵の子孫に当たる  マサチューセッツ州とバーモント州の両政府観光局は2月14日、共同で観光セミナーを開催した。日本航空(JL)が4月22日から運航を開始する成田/ボストン線の開設に合わせ、各観光協会やマスポート・ローガン空港、そして各ホテルで構成された観光ミッション一団が来日したもの。両政府観光局のボストン事務所の平尾尚子氏は、「直行便の就航により、2010年実績である約7万人(マサチューセッツ州)の日本人渡航者数を大幅に上回る実績を挙げたい」と意欲を語った。

 セミナーでは、平尾尚子氏が、ボストンをはじめ各州の見どころ、イベントなどを紹介。今年はボストン・レッドソックスの本拠地であり、全米最古の球場であるフェンウェイ・パークが完成から100周年を迎えるほか、松坂大輔投手の復帰も期待されるなど、大リーグ観戦ツアーなども期待できるという。

 また、JLが使用するマスポート・ローガン空港のターミナルは、ヨーロッパからの国際線と供用であるものの、午前中に到着するのはJLのボストン便のみのため混雑も少なく、入国も速やかに行われるだろうとの見方を示した。また、就航までには日本語の案内も充実するという。

 一方、バーモント州についてはボストンから約3時間半のドライブで訪れることができるストウを起点に楽しむ例が紹介された。特に9月末から10月中旬の紅葉シーズンには、高速道路か州内を縦に走るローカル線100号線を北上すると素晴らしい紅葉を見ることができるという。

 宿泊についても、映画「サウンド・オブ・ミュージック」のモデルであるトラップ男爵一家が移り住み、その子孫が経営する「トラップ・ファミリー・ロッジ」は、周囲の景観はもちろん、館内には映画のモチーフが取り入れられているという。