東北観光博プレオープン、8地域先行で-サイト開設も

  • 2012年2月2日

ロゴマークでは絆とふれあいを表現。テーマカラーは東北の豊かな森をイメージした「緑」  観光庁は1月30日、「東北観光博」をプレオープンした。東北観光博とは、東北地方を1つの博覧会場と見立て、着地型商品の提供や「地域観光案内人」による観光情報など、統一的な情報発信をすることで、東北地域全体への旅行需要の回復をはかるもの。3月18日から2013年3月31日を実施期間としており、中長期的には地域主体で持続的に推進できる観光スタイルの実現をめざす。今回のプレオープンでは、8地域で旅のサロンを開設し、専用ポータルサイトもオープン。東北地域の入込客数で、震災前の水準である2010年度の1億2000万人への回復とともに、さらなる上積みもめざす。

 東北観光博のテーマは「こころをむすび、出会いをつくる。」とし、東北の主要な観光地域28ヶ所を核となる「ゾーン」として設定。各ゾーンでは観光コンテンツの提供拠点として「旅のサロン」「旅の駅」を設置し、現地情報に精通した「地域観光案内人」が観光情報や着地型商品を案内して、魅力を直接アピールする。

 また、旅行者には「東北観光博パスポート」を配布し、ゾーンごとにスタンプを捺印。スタンプ収集とパスポートの提示での割引などの提供で、ゾーン間の移動促進とリピーターの造成をはかる。さらに、旅行会社や交通事業者との連携も実施。旅行会社に商品造成を働きかけ、モニターツアーやボランティアツアーで東北地域への送客も強化する。

 1月30日からの先行8ゾーンは、弘前、盛岡・雫石、平泉・一関、秋田・男鹿、松島、米沢・おきたま、ふくしま、会津。ゾーン内の集客拠点となる鉄道駅などの既存観光関連施設を活用して「旅のサロン」設置し、地域観光案内人1人を常置した。本格実施する3月18日からは、コールセンターで英語、中国語、韓国語での問い合わせにも応える。ポータルサイトもスマートフォンなどの携帯電話でも対応可能とするほか、ツイッターなどのSNSを活用した旅行者と各地域との相互交流も計画しており、将来的には外国語サイトも開設する予定だ。