KNT、台湾に現地法人設立へ-台湾発アウト主軸に、3年目で売上4億円めざす

  • 2012年1月31日

 近畿日本ツーリスト(KNT)は2012年5月1日、台湾に現地法人「台湾近畿国際旅行社股份有限公司」を設立する。1月31日に開催した取締役会で決定した。KNTはグローバル市場への事業展開を進めており、中でも、台湾は中国をはじめとする大中華圏でのビジネス展開の拠点のひとつとするねらい。台湾発アウトバウンドを主力事業とし、2014年度には売上4億円をめざす。

 今回設立する現地法人は、KNTと假日旅行社股份有限公司の合弁会社で、50%ずつ株を所有する。資本金は6000万ニュー台湾ドル(約1億5600万円)で、従業員数は7名の予定だ。5月1日に設立し、7月2日には営業開始を見込んでいる。KNTブランド戦略室によると、ほとんどが台湾発アウトバウンドの取り扱いとの想定で、日本ならではのサービスを盛り込むなどし、現地旅行会社との差別化をはかるという。

 なお、台湾台北市内に設立する予定で、代表取締役社長は未定だ。