岡山は「遺産×旅」 石井知事が大阪でPR

 岡山県はこのほど、大阪市北区のANAクラウンプラザホテル大阪で「晴れの国おかやま観光プレゼンテーション」を開いた。石井正弘知事自ら県内の観光の魅力を紹介し、参加した旅行会社やメディアに商品造成、来訪を訴えかけた。

 石井知事は、2012年の岡山観光のスタイルとして、県内の"遺産"めぐりをアピール。

 現代アートの島として注目を集める岡山市・犬島や海遊文化の香り漂う瀬戸内市・牛窓の「瀬戸内海」、備中松山城やベンガラ色に染まる吹屋ふるさと村を有する高梁市などの「タイムスリップ」、明治期建造の真庭市の旧遷喬尋常小学校や勝山の町並み、津山市の旧津山扇型機関車庫などをめぐる「なつかしさ」の3ルートを取り上げた。

 県内のご当地グルメや周辺の観光素材も紹介し、石井知事は「岡山へカモモーン。ぜひお越しください」。岡山観光のキャッチフレーズを引用し、来訪を呼びかけた。

 また、銅精錬所の遺構を生かしたアートプロジェクトが進む犬島や、美作三湯からも担当者が話題を提供。美作三湯からは2013年に控える「美作の国・建国1300年」に向けて実行委員会が立ち上がったことを報告された。今後、記念イベントなどを企画していくという。

 県内各市町村・団体から参加した地元観光関係者はPRブースを設置。地元の食が振る舞いながら、旬の話題を紹介するなどして交流を深めた。


情報提供:トラベルニュース社