JTB法人東京、国士舘大学とグローバル人材育成、産学連携を本格化

  • 2011年10月26日

 JTB法人東京は国士舘大学21世紀アジア学部とのグローバル人材育成に向けた産学連携事業を、2012年4月から本格稼働する。同学部は学部生の約30%である536名が留学生であり、同大学では留学生を中心にグローバル人材の育成を進め、差別化をはかる考え。今年5月から、旅行業とその関連分野を中心とした試行講義を実施しているが、来年度からは単位取得を可能とする講座として授業のカリキュラムに組み込む。

 これにあわせ、今後は積極的にアジア展開をする企業に講師を募り、企業戦略やCSをテーマにしたプログラムを開発していく。現在の試行講義でも、ファミリーマートの協力で「コンビニエンスストアの戦略的な消費者行動論」を実施しているという。また、外食や金融、商社、IT関連など多種の企業が加入するコンソーシアムの立ち上げを予定しており、留学生の日本での生活支援や就業支援をしていく考えだ。