観光庁長官賞にフラガールやレディ・ガガさん

 観光庁長官表彰が10月3日、東京・霞が関の合同庁舎で行われ、福島県いわき市のリゾート施設、スパリゾートハワイアンズのフラガール(スパハワイアンズ・ダンシングチーム)や歌手のレディ・ガガさんら7団体・個人が受賞した。

 フラガールは震災後、活動の舞台であるスパリゾートハワイアンズが休館するなか、5月3日から「フラガール全国きずなキャラバン」を開始。スパリゾートハワイアンズが営業を再開した直後の10月2日までに、韓国公演を含む全国125カ所で247回の公演を行い、東北復興への強い思いをダンスで表現してきた。

 溝畑宏・観光庁長官も、「今やフラガールは福島と東北の観光復興のシンボル」と業績をたたえた。

 ガガさんは、震災後、世界の著名アーティストにさきがけて来日。被災地支援イベントに参加し、世界中の旅行者とアーティストに向け日本を訪れるようアピールした。表彰式は欠席したが、「日本のためにアーティストとして、地球の一員として引き続き戦い、支援を行っていきます」とメッセージを寄せた。

 このほか今年の観光庁長官表彰は、国内観光振興部門で「阿蘇ゆるっと博」を開催した阿蘇地域振興デザインセンター、ゲゲゲの鬼太郎のまちおこしで知られる境港市と境港市観光協会の3団体。国際観光振興部門で震災後、いち早く訪日ツアーを再開した香港の旅行会社、東瀛遊旅行社の袁文英社長と、ミシュラン・グリーンガイドのアン・テフォ編集長の2人が受賞した。


情報提供:トラベルニュース社