プルマントゥール、日本市場独自の割引も、12年商品発売

  • 2011年10月3日

 プルマントゥールクルーズインターナショナルセールスディレクター ジョージア・カパビアンカ氏 プルマントゥールクルーズ総代理店のジェイバは、プルマントゥールクルーズインターナショナルセールスディレクターのジョージア・カパビアンカ氏の来日にあわせて2012年の商品発表会を開催した。カパビアンカ氏は、「当初、海外からの利用者は全体の5%程度だったが、近年は42%を占めている」と説明。日本市場について、2011年は東日本大震災の影響で5月頃まで新規の予約が入らない状況だったが、夏休み以降の予約は前年を上回っているという。2012年は新たなコース設定や日本独自の割引サービスの導入などにより、さらなる販売の拡大をめざす。

 日本市場で人気のヴェニスコースは各寄港地での滞在時間が長いことが特徴。例えば、ギリシャのミコノスでは午前8時に入港してから午後8時まで滞在し、出港までの時間をゆったり過ごすことが可能という。また、9月から11月まで、アテネ発着のエジプト・イスラエルクルーズも設定した。

 このほか、プルマントゥールで2番目に大きいエンプレスでは、コペンハーゲンとトロンハイムから乗船可能な白夜のフィヨルドクルーズを5月と6月に初めて設定。ノルウェーのフィヨルドをじっくり鑑賞できるよう寄港地を細かく設定した。

 ジェイバ営業部長の西川量通氏によると、日本市場向けに本格的に販売を開始した2010年から順調に利用者数が伸びており、最近ではFITでの利用も増加傾向にあるという。2012年からは日本独自のハネムーン割引やファミリー割引を導入し、1組もしくは1家族あたり100ユーロを割り引く。「旅行会社にも広く告知し、活用して販売してもらいたい」という。また、「日本市場は熟年層が多いのでインサイドよりも高カテゴリーから売れる。同じ人数を販売しても収益は高くなる」と述べ、日本市場のポテンシャルの高さをアピールした。

 このほか、オールインクルーシブ制や、キャンセルチャージが1ヶ月前で33%である点など販売しやすさも訴えていく方針だ。なお、船内ではほぼスペイン語が使用されているため、ジェイバでは日本語の乗船ガイドを作成し配布している。