共同購入型クーポン、旅行・ホテル宿泊の利用意向は2位、認知率拡大

  • 2011年4月14日
 広告やリサーチ事業などを展開するメディーバが2月に実施した「共同購入型クーポンに関する調査」によると、旅行・ホテル宿泊分野での共同購入型クーポンの利用意向は、パソコン版が58.7%、携帯版が55.7%となった。これはグルメのパソコン版76.5%、携帯版78.5%に続いて2番目に多い結果。また、2010年10月にも同様の調査をしており、旅行・ホテル宿泊での利用意向は、パソコン版で5.6ポイント増、携帯版では3.7ポイント増となっている。

 ただし、実際の購入ベースでは、旅行・ホテル宿泊はパソコン版が10.0%、携帯版が12.0%。利用意向よりも40ポイント以上低下している。これに対し、グルメはパソコン版が75.0%、携帯版が74.4%と、利用意向とは数ポイントの差異にとどまっている。共同購入型クーポンでの旅行・ホテル宿泊の販促を進める際には、ニーズの高さが実際の利用につながっていない理由を突き止めてる必要があるだろう。

 なお、共同購入クーポンサービスについては、2010年10月から2011年2月の4ヶ月間で、サービス認知率は1.6倍に拡大。パソコン版の購入実績者は5.0%(2.4ポイント増)、サイト登録者が14.9%(9.2ポイント増)、携帯版の購入実績者は7.3%(5.1ポイント増)、サイト登録者数は20.3%(13.7ポイント増)となっている。