グランプリは近畿大学の稲本さん、学生と旅行会社でつくる海外旅行企画

 第2回関空発「学生と旅行会社でつくる」海外旅行企画の最終審査会が3月26日、大阪市中央区の御堂会館で行われた。最終審査会に残った6企画の中から、近畿大学の稲本麻菜美さんの「女性3世代の旅〜謝謝!おばあちゃん私たちも楽しみます〜」がグランプリに選ばれた。

 日本旅行業協会(JATA)関西支部と関西国際空港が昨年から実施。海外旅行の需要喚起を目的にJATAが展開しているVWC(ビジット・ワールド・キャンペーン)の一環として、若者の斬新なアイデアを旅行企画に生かそうと始めた。企画は、近畿2府4県の大学や専門学校などを対象に募集し、今年は95企画の応募があった。この日は1次審査を通過し、旅行会社の協力を得てさらに内容を高めた6団体・個人が最終プレゼンテーションに臨んだ。

 グランプリに選ばれた「女性3世代の旅−」は、祖母、母、娘がそれぞれのペースに合わせて故宮博物院をゆったり見学したり台湾料理を楽しむ3日間の旅行。阪急交通社がアドバイスして企画を完成させた。最終審査では「大きな震災があった今こそ、家族の絆を訴えたこの企画は染み渡る」と評価されていた。受賞した稲本さんは「まさか受賞できるとは思っていませんでした。阪急交通社、大学のゼミの先生と仲間、皆に感謝したい」。副賞として10万円の旅行券も手にした。

 準グランプリは、和歌山大学の井原成子さんと小郷早紀さんによる「世界一受けたい授業in Hungary」。日通旅行がアドバイスし、社会や保健体育、音楽など授業形式でハンガリー国内を観光するほかバディという現地案内人が同行するユニークさが評価された。

 そのほか奨励賞は、ホスピタリティツーリズム専門学校大阪の学生による「親子で探そう!!夏休み自由研究〜INマレーシア」「心と肌で感じる!極寒の大地アラスカ7日間の旅」「体の中から美しく健康的に!ドイツオーガニックツアー」の3企画と、阪南大学学生の「韓国音旅 Korea music journey3泊4日」だった。

 審査委員長のJATA海外旅行業務部の田端俊文部長は「独創性、商品化、プレゼン能力に総合点を加味しました。6作品ともレベルが高く僅差でした。旅行業界にとっても刺激になりました。今後も続けていくので、観光を勉強している人たちによって、さらにレベルアップするよう期待しています」と総括していた。

 なお、最終審査会は当初、この日に関西国際空港で開催するはずだった「関空旅博」で予定されていたが、東日本の震災の影響で同博が中止になった。そのため、学生の成果を発表する場を設けようと急きょ大阪市内で代替開催した。


情報提供:トラベルニュース社