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B級グルメや温泉 山梨県、関西の旅行会社に県内観光情報を提供

 山梨県はこのほど、大阪市内で観光説明会を開き、関西の旅行会社に県内地域ごとの最新情報を提供した。

 笛吹市の石和温泉では今年、高温温泉湧出50周年の記念イベントを展開する。春は30万本の桃の花をメーンに花に関するイベントを行う。

 甲府市は、2010年のB−1グランプリでゴールドグランプリを獲得した「甲府鳥もつ煮」が話題になっている。鶏の砂肝やハツなどを醤油ダレで照り煮した料理で、1950年ごろから市内飲食店に広まった。白ごはんとの相性がよく、定食や丼として提供されている。グランプリ受賞後は関西からも鳥もつ煮目当てで訪れる人が増えているという。

 北杜市では冬のニューツーリズムとして、プロラリードライバーによる講習付きの「スノードライブ」が行われている。富士河口湖町では昨年7月、カステラを新名物にしようと工房がオープンしている。

 また、県観光部とやまなし観光推進機構では2011年度、消費者と旅行会社を対象にそれぞれ誘客施策を展開する。

 今年9月から12年2月末までは「名湯めぐりお楽しみキャンペーン」と題して、県内50温泉のスタンプラリーなどを行う。旅館宿泊券など総額100万円相当のプレゼントを用意する。

 静岡県、神奈川県と共同で実施するのは3県周遊旅行商品開発の支援事業。3県のうち2県以上の宿泊施設を利用した募集型企画旅行商品を対象に30万円程度を支援する。4−11月末に催行する商品が対象。

 説明会で県観光部次長の窪田克一さんは「皆さんと一緒に観光地づくりに取り組みたい」と話し、協力を求めていた。


情報提供:トラベルニュース社