香港、2011年のMICE訪問者数は12%増の160万人見込み、予算約5.5億円投下

  • 2011年3月4日
 香港政府観光局(HKTB)によると、2011年に宿泊をともなうMICEでの訪問者数は、前年比12%増の160万人になる見込みだ。2010年のMICE訪問者数は22.8%増の142万9941人と大きく増加。2008年と比較しても22.5%増と大幅な増加を示しており、HKTBでは2010年の世界経済状況が比較的安定していたことでビジネス渡航が増加したこと、さらに主要通貨に対する香港ドル安の傾向が好影響となったとみている。

 すでに香港では今年、315件の国際会議や展示会が予定されており、なかには約6000名が参加する「2011 SIGGRAPH」や約1万2000名の参加が見込まれる歯科関係の国際会議も予定されている。HKTB内に設立した「ミーティング&エキシビション香港(MEHK)」ではMICEハブとしての香港のイメージ強化に努めており、今年のプロモーションには4770万香港ドル(約5億5000万円)を割り当て、そのうち7割を日本を含む10ヶ国のターゲット市場に投下する考えだ。

 2010年のMICE訪問者のうち、最も多かったのは中国本土からで35.4%増の59万8002人。全体の41.8%を占めた。市場別で上昇率が高かったのは、南アジアと東南アジアで、24.6%増の23万964人。また、長距離地域ではアメリカ大陸が18.4%増の15万5137人と増加した。日本と韓国をあわせた北アジアは11.1%増の12万8293人。日本単独の数値は公表していないが、2010年にHKTBが実施したMICE促進プログラム「バリュー・プラス・キャンペーン」を利用した団体数は、前年より56.8%増の640グループで、人数は32.3%増の2万9475人となった。

 HKTBによると、2011年も順調に推移しており、日本発の大型団体ではすでに7月に1500名規模と6月規模、9月から10月にかけて1800名から2000名の予約が入っているという。