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日本航空、希望退職を追加募集−パイロットと客室乗務員約270名

  • 2010年10月27日
 日本航空(JL)は10月26日から11月9日まで、パイロットと客室乗務員を対象にした希望退職を募集する。退職日は11月30日。JLでは9月3日から10月22日まで全職種を対象に希望退職を募集していたが、整備職と地上事務職は目標数に達したものの、パイロットと客室乗務員は人員規模適正化のために必要な削減人数に満たなかった。

 これまでのところ、パイロットは約370名の募集に対して約240名、客室乗務員は約610名に対して約470名が応募。今回はこの不足分であるパイロット約130名、客室乗務員約140名、計約270名を募集する。条件は、客室乗務員の対象年齢を一般職で42歳以上に引き下げた以外は前回と同じという。

 なお、JLでは今回の募集を「最終募集」としており、募集人数に達しなかった場合には整理解雇に踏み切る可能性もある。これについてJL社長の大西賢氏は10月26日の会見で、「誠意を尽くしてご理解をいただく」ことが前提であり、募集締め切りまでは判断をしない考えを説明した。