モルディブのヒルトングループ、12月に日本語サイト開設−日本限定商品も

  • 2010年10月20日
 モルディブのヒルトングループはこのほどメディア懇親会を開催し、来日したモルディブ・スリランカ・地域統括マネージャー兼コンラッド・モルディブ・ランガリ・アイランド総支配人のカースティン・シーク氏が、日本市場に対する新たなサービスを紹介した。

 シーク氏によると、日本向け新サービスとして今年12月1日に日本語ウェブサイトを開設。「コンラッド・モルディブ ランガリ・アイランド」「ヒルトン・モルディブ イルフシ・リゾート&スパ」「ビーチハウス・モルディブ ザ・ウォルドルフ・アストリアコレクション」の3軒について詳細情報を提供する。同氏は、日本人、とくに主なターゲット層である20代後半から30代前半のハネムーナーはインターネットで情報を収集する傾向にあることから、日本語ウェブサイトを活用し、日本での認知向上をはかる考えだ。さらに、ツイッターやフェイスブック、ミクシィなどのSNSも活用し、各リゾートをアピールしていく。

 また、3軒共通で、日本限定のハネムーンパッケージも設定。宿泊期間は2011年3月から4月15日、5月11日から10月31日で、3泊以上の宿泊が対象。水上ヴィラでの宿泊、朝夕の食事、サンセット・フィッシングツアー、ウェルカムワインやフルーツサービス、ボトルワインサービスつきのキャンドルディナーを提供する。

 さらに、12月1日からマーレ/ビーチハウス・モルディブ間で水上飛行機を導入し、アクセスの向上をはかる。水上飛行機には特注のオーダー家具を設置するほか、機内サービスとしてiPadやノイズキャンセリングのヘッドフォンなどを用意。機内から環礁を眺められるよう、オリジナルの双眼鏡も提供する。

 なお、シーク氏によると、3つのリゾートでの日本人のシェアは全体の10%から12%。以前は20%だった時期もあるが、そこまで回復するには時間がかかるとの考えだ。世界的な経済不況以来、需要が落ち込んでいたが、最近は円高傾向を受けて「ゆっくりではあるが確実に回復している」という。