台湾、訪台日本人数110万人へ自信−新路線とイベント増で渡航者数拡大で

  • 2010年9月24日
 台湾観光局は9月22日、台湾観光セミナーおよびワークショップを開催、台湾から152名の観光関係者が来日した。
 
 セミナーではまず交通部観光局国際組組長の江明清氏が登壇し、台湾観光業の現状を報告。今年1月から8月までの統計で、日本からの訪台者数がすでに69万538人を数えており、昨年比では8.2%の伸びを示している。日台観光促進協会と掲げた目標である「訪台日本人100万人突破」は昨年すでに完遂しており、この勢いなら今年は「110万人をも容易に成し遂げられるのでは」と期待を示した。また、日本以外からの訪台者数も右肩上がりで、8月までに360万2370人を記録。昨年比約27%の増加で、今年中に480万人をめざすという。

 日本からの誘客に自信を見せる理由は、羽田空港および成田空港と台湾(松山、高雄)を結ぶ新路線が就航すること、そして台湾で多くの大規模イベントが開催されることがあげられる。これらに加え、政府は旅客誘致のため様々なサポートプログラムを組んでおり、観光産業への支援を惜しまない姿勢だ。サポートの対象は団体旅行、インセンティブ、修学旅行、個人旅行者など多岐に渡り、ウェルカムプレゼントキャンペーンなど旅行業者と旅行者双方にとって魅力的な内容となっている。

 今年11月から開催される花博については、台北市政府観光局伝播局の脱宗華氏がプレゼンテーションを実施。ソフトオープンは10月9日から28日、正式な開催日は11月6日から翌4月25日まで。チケット料金も細かくカテゴリー設定がされており、年齢や入場時間などによって優待料金が適用されるという。