滋旅協・ヘルスツーリズムガイド講座が修了 着地型の担い手養成

 協同組合滋賀県旅行業協会(矢野明理事長)が主催するヘルスツーリズムのガイド養成講座が6月25日に最終日を迎えた。全講座を受講した58人に矢野理事長から修了証明書が手渡された。

 講座は、琵琶湖周辺でのヘルスツーリズムなど着地型旅行の担い手を養成しようと、県と協力して取り組んだもの。森林療法や自然ガイドの専門家を講師に、6月の毎週金曜日に4回連続で開講した。

 当初、50人を定員に受講者を募ったが、1−3回の参加を含めると、県内外から約80人が受講。「平日にこれだけ集まるとは驚き」(県観光交流局担当者)という反響の大きさだった。

 全講座を受講した人は同協会が登録、県内の着地型旅行の催行時に受入協力を要請する。同協会ヘルスツーリズム事務局の斎藤邦男さんは、修了証明書交付式で「学んだ知識をもとにガイドしていただくことで、滋賀の資源を生かすことができます。今後もご協力をお願いします」と呼びかけていた。

矢野理事長は今回の取り組みについて、「反響が大きく、成果が得られたことに加え、滋旅協と県という官民協働がしっかりとできたことは大きな意義があります。今後も協力体制を築き、滋旅協のネットワークを駆使して滋賀の活性化のため誘客に努めていきます」と話している。


情報提供:トラベルニュース社