アップルワールド、システム刷新で部屋確保しやすく−カード決済なども

  • 2010年3月24日
 アップルワールドは3月16日、ウェブサイトの予約システムを刷新した。従来は、各ホテル手配会社の料金データを事前登録していたが、新システムでは料金をデータベース化せず、オンラインで空室状況を含めてリアルタイム検索できるようにした。これにより、宿泊日や都市などの条件を指定すると、各手配会社のすべての料金プランを網羅でき、部屋の確保がしやすくなった。

 また、従来のグロスでの料金表示をネット表示に変更し、1泊1部屋単位の表示から1予約ごとの合算で料金を表示する。また、これにあわせてオープン価格制に移行し、消費者への販売価格は旅行会社側が決定することになる。このほか、子どもを含む予約を即時で受け付けるようにし、さらにキャンセルと再予約を容易化。クレジットカードにも対応し、営業時間外でもバウチャーを発券できるようにした。

 なお、アップルワールド取締役企画販売部長の武原等氏は、新システム導入により「ダイナミックさが向上した」とし、日々変動する宿泊料金に即応して空室状況や料金を提示するメリットを強調。稼働後の4日間ですでに10件以上の改善提案があるといい、これらの改善を常に続けることで利用を促進し、予約件数を前年比10%以上拡大したい考えを説明した。