名鉄観光、10年度は設立以来の最高益めざす−団体強化、若手育成など進める

  • 2009年12月3日
 名鉄観光サービスは2010年度、旅行と貨物の2部門を合わせて設立以来の最高である純利益7億800万円、過去2番目の営業利益14億1600万円をめざす。収入予算は2009年度と同額の137億8100万円に設定しており、旅行部門も前年度と同額の112億6500万円で増収増益をめざす。燃油サーチャージやサプライヤー直販化などの懸念材料はあるものの、観光立国の政策や景気の回復傾向などを追い風にする。

 目標達成に向け、安定収益が期待できる重点団体営業を強化する。市場開発部との連携で地域密着型営業を徹底、教育、スポーツ、宗教などの重点団体を取り込む。また、各支店をまたいで特定市場を開拓するプロジェクトチームをつくることで集中的に戦略をたて、各支店で取り込めるようにする。このほか、内外航空や地球の歩き方T&Eとのアライアンス事業拡大をはかっていく。

 費用面では、人件費が84億2400万円、販売費が13億1800万円、固定費が22億8000万円で合計120億2200万円を見込む。若手社員の早期戦力化など教育にも注力する方針で、今年度実施できなかったセールススキルアップ研修の費用も計上した。販売費は2009年1月からの経費削減の効果が現れたため、今年度と比べて2億8300万円を減額している。

 なお、同社ではこれまで、店舗や従業員数を削減しながら経営の効率化を進めてきた。そのため、売上高をあえて指標化せず、収入率の向上や経費削減で利益の拡大をめざしてきたが、今年10月までの累計で売上高が約160億円減になったとことから、売上高の減少を経営上の課題とし、規模の確保もめざす考えだ。


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