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ミシュラン、京都・大阪版の3ツ星は7軒−星付き料理店は147軒、旅館は3軒

  • 2009年10月15日
 ミシュランが10月16日に発売する「ミシュランガイド京都・大阪2010」に、合計203軒の施設が掲載される。このうち、レストラン・料理店は147軒、ホテルが34軒で、日本ならではの宿として初めて「旅館」が22軒選ばれた。対象となったのは、ミシュランがリストアップした両府の約1000軒。

 星付きのレストラン・料理店は147軒で、3ツ星は7軒、2ツ星が24軒、1ツ星が116軒。旅館は2ツ星が1軒、1ツ星が2軒。府別では京都が85軒、大阪が65軒と京都が多く、特に旅館はすべて京都から選ばれた。掲載されたレストラン・料理店には、フランス料理や中国料理、フュージョンなどのほか、日本料理の懐石や割烹、精進料理、ふぐ料理、串揚げ、うなぎ、居酒屋などさまざまな形態の料理があるという。また、今回のガイドブックには新たに、「旅館」の快適さを表すマークや、特に静かな旅館のマーク、お風呂の内風呂、共同風呂を示すマーク、美しい日本庭園があるマークが作られた。

 ミシュランガイド総責任者のジャン=ジャック・ナレ氏は「今回のセレクションは大変豊かで興味深いが、京都と大阪の料理会が活力に満ちている表われ」とし、「京都では伝統を受け継ぎ、発展させてきた料理店が多く選ばれた。大阪では新進気鋭のシェフの創造性と独創性にあふれる料理を提供している」と総評した。