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F1層グループ旅行を提案、JQなどゴールドコーストの消費者向けイベントに協賛

 サンケイリビングが9月1日に主催したイベントに、ジェットスター航空(JQ)、オーストラリア政府観光局(TA)、クイーンズランド州観光公社、JTBワールドバケーションズが協賛、それぞれブースを出展し、パンフレット配布や情報提供を実施した。同イベントは「ガールズトーク in ゴールドコースト」と銘打ち、JQのイメージキャラクターを務めるタレントのベッキーさん、佐藤唯さんをゲストに招聘。「女性同士の旅」をテーマにトークショーを展開し、集まったシティリビングの読者約300人にゴールドコーストの魅力を語った。

 同イベントは東京と横浜で開催されるが、参加応募者は東京会場だけでも3000名を超えたという。同伴者も女性に限定しており、イベントを発案したというJQ東京支店支店長の中田茂氏は、もともとゴールドコーストがオーストラリア人気の牽引役であったことから、そこへ「誰と行くか」が重要なポイントであると分析。現地には客室が広いコンドミニアムが多く、女性同士でパジャマパーティなどを楽しむイメージが当てはまることから、女性をターゲットとしたイベントを提案したという。

 JQの提案を受け、8月から女性同士の旅をテーマにした『ワタシに贈る旅』シリーズを展開していたJTBワールドバケーションズ(JTBW)が同イベントに協賛。ハワイやバリ島など5デスティネーションに加え、ゴールドコースト3泊5日のツアーを企画、9月11日から発売する。JTBWオセアニア部長の日吉淳氏は、需要が弱含みの旅行業界で「“女子旅”というコンセプトは起爆剤となる」と確信。「女性はオピニオンリーダー的存在であり、ブログやSNSなど草の根的ではあるが情報を広げる力を持っている」とし、同イベントで「誰と旅行に行きたいですか?」との暗に問いかけることで旅行を現実的に考えてもらうきっかけにしたいという。今回のイベントではゴールドコーストツアーのみをフィーチャーしているが、下期の新商品として同じテーマでケアンズも展開する。

 クイーンズランド州観光公社、オーストラリア政府観光局でも、ゴールドコーストのボリュームゾーンは女性客であるといい、これまでもワインや食、ビーチリゾートといったキーワードが女性を魅了してきた。同イベントにも「もともと“興味はあった”“行ってみたいな”と思っていた層に情報を提供し、背中を押してくれるのでは」と期待を寄せる。