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JATA旅行博、前年超える150ヶ国が参加予定、キーパーソン登録も前年並みに

  • 2009年8月20日
 日本旅行業協会(JATA)は、9月18日から20日に開催するJATA世界旅行博2009に、8月17日現在で昨年を16上回る150ヶ国・地域の参加が見込んでいる。今年は特集地域のアフリカに設定し、同地域から在日アフリカ外交団(ADC)を含む37ヶ国が参加。また日本に観光局がなく、これまで出展がなかなかできなかったデスティネーションの開発や紹介を目的とした「ミート・ザ・ワールド」を今回初めて設けたことで、約30ヶ国の申し込みを受け付けており、これらの企画が参加国の増加に寄与した。

 一方、トラベルマートとしては7月に事前登録のオンライン受付を開始しており、特に決定権を有するキーパーソンの登録が現在までに昨年並みの約600件入っているという。業界日の18日には正午から午後16時までを商談奨励時間とし、音響の大きなイベントの開催してビジネスがしやすい工夫もしている。


▽国際観光会議の内容もほぼ決定

 9月17日に開催する国際観光会議や、18日と19日のシンポジウムの内容もほぼ固まった。今年の国際観光会議は開催時間は半日に短縮するものの、シンポジウムは昨年から2つ増やし、計5つを開催。特にシンポジウムBでは、これまで開催が難しかったテーマ「ツーリズムと危機管理」を実現。近畿ツーリスト(KNT)専務取締役の越智良典氏をモデレーターに、企業向けに危機管理サービスをおこなう亀屋の山崎正晴氏や、タイ国政府観光局の副総裁スラポン・サウェートセラニー氏を迎え、新型インフルエンザなどのパンデミック下の危機管理や危機管理のグローバルスタンダードの構築について、具体策を交え提案する。


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