itt TOKYO2024
itt TOKYO2024

夏のレジャー予定、海外旅行は減少、「巣ごもり」が増加−楽天調査

  • 2009年7月9日
 楽天リサーチが実施した夏のレジャーに関するインターネット調査によると、今年の夏(7月〜9月)の休暇の過ごし方で「海外旅行に行く」と回答したのは、最大で9月の4.9%であった。調査結果は月別にまとめており、7月は3.3%、8月は3.6%の結果。昨年(7月から9月に海外旅行をした)は7.8%となっており、最大4.4ポイント減少している。「宿泊を伴う国内旅行」の予定も最大で8月の22.0%となっており、昨年と比べると13.8ポイント減少となった。外出するケースで増加したのは「日帰りで出かける」で、昨年は28.7%であったが、7月が34.8%、8月が35.8%、9月が30.4%と、いずれも3割を超えた。それよりも増加したのが「巣ごもる(出かける予定はない)」で、昨年は27.1%であったが、今年は7月が47.3%、8月が33.0%、9月が48.7%と大きく増加した。

 予算については、一人あたり5万円から10万円未満が26.6%と最も多く、3万円から5万円未満が22.4%、1万円から3万円未満が22.2%と続く。1万円未満の5.9%をあわせると、5万円未満が50.5%で約半数。昨年に比べて「大幅に減らす」が8.7%、「やや減らす」が22.8%と、減少させる人が31.5%となり、「大幅に増やす」の5.0%、「やや増やす」の10.5%をあわせた増加させる人の15.5%よりも増えた。

 レジャーに出かける理由は「毎年の恒例だから」が56.2%と多く、「休暇がとれたから」が20.7%、「夏のイベントが楽しみだから」が20.3%と続く。「高速道路や燃油サーチャージの値下がりにより、交通機関の利便性が上がった」は12.4%、「昨年に比べ、格安の旅行プランが増えているから」は7.4%で、旅行費用の減少は限定的であるが一部の外出動機の影響となるようだ。レジャーに出かけない理由は「お金がない・節約のため」が54.9%。出かけない予定の人の予算の使い方のトップは「使わない」が38.5%であり、出かけない理由が節約・倹約のためであることが見てとれる。

 なお、同調査は6月24日から25日まで、全国の20歳から69歳の男女を対象に実施した。