日本海から大山山頂を目指せ、皆生・大山SEA TO SUMMIT

 カヤックと自転車と登山で、日本海から日本百名山の一つ、大山山頂を目指す「皆生・大山 SEA TO SUMMIT 2009」が9月20日、鳥取県米子市や大山町で開かれる。日本のトライアスロン発祥の地、米子市皆生温泉から発信する新しいスポーツイベントとして注目を集めそうだ。

 イベントは、海と山が同時に楽しめる鳥取県西部の魅力を打ち出し、海から山へたどることで環境の大切さを訴えようと、大山に直営店を持つアウトドアスポーツメーカーのモンベルや鳥取県が企画した。カヤック・バイク・ランの複合大会の日本国内開催は初めてだという。皆生温泉の日本海海岸をカヤックでスタートし、約6キロメートル先の淀江海岸から大山の登山口までの約30キロメートルを自転車で、そして約10キロメートルの山登りで大山山頂(標高1709メートル)をめざす。

 また、19日には前夜祭として大山周辺の環境を考えるシンポジウムを開催し、スポーツフィールドとしてだけでなく、大山の貴重な自然を内外に発信することも計画している。

 3月18日に第1回実行委員会を開き詳細を詰める。現在のところ、募集は100組程度とし、3種目を1人でこなす競技志向の参加者から、大山の自然と親しむグループ参加のどちらでも可能としている。10歳以上であれば参加できる。カヤック、バイクは原則的に参加者が持ってくることを想定しているが、協賛企業からモニター貸し出しの提案もあるという。参加費は1人参加で5000円、グループ参加では1人4000円を予定している。

 申し込み受付は6月1日から。大会事務局のモンベルHPに専用サイトを立ち上げる予定。

 鳥取県では「アスリートがタイムを競うだけではなく、日本海から大山山頂を遡ることで、自然の大切さを体感できるレースとして、全国から広く参加者を募集しています」としている。

 問い合わせは、鳥取県西部総合事務所県民局大山中海振興課、電話番号0859−31−9648


情報提供:トラベルニュース社