日本航空、非食物系バイオ燃料を使用したデモンストレーション飛行を実施

  • 2008年6月25日
 日本航空(JL)は、年内にも非食物系バイオ燃料を使用したデモンストレーションフライトを国内で実施する予定だ。使用する機材はプラット&ホイットニー製JT9Dエンジンを装着したボーイングB747型機で、改修や改造はしない。燃料タンクにはバイオ燃料と従来のジェット燃料を混合したものと、従来のジェット燃料を搭載し、4基のうち1基に混合したバイオ燃料を使用する。

 使用するバイオ燃料は8月頃に決定する。食糧不足、生態系を壊す可能性がある食物系のバイオ燃料ではなく、持続可能な非食物系で、生産効率の良い第二世代バイオ燃料を使用することはすでに確定している。JLはこのフライトで、バイオ燃料の開発を促進し、実用化につなげたい考えだ。