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鈴木航空局長、パイロット不足でも余裕のある体制を−繁忙期控え懸念

  • 2008年6月10日
 国土交通省航空局長の鈴木久泰氏は、スカイマーク(BC)がパイロット2名の退職で、6月中に片道ベースで合計168便を運休することについて、「もう少し余裕のある体制で運航するべき」とコメントした。鈴木氏は、パイロット不足には理解を示したものの、「2名が退職して全路線の約1割が運休というのは情けない」とし、自社便や他社便への振り替えなど事後の対応も「あまりうまくない」と言及。パイロット確保の見通しは立っておらず、7月以降にも影響が出る可能性があることから、鈴木氏は夏の繁忙期に懸念を表した。BCでは6月9日現在、通常通り7月以降の予約を受け付けており、10日に開催する記者会見で詳細を発表するとしている。国交省では、定期的に実施している立ち入り検査などにより、「今後も指導を続け、消費者の不利益を最小限にし、今後の見通しも早めに知らせるようにしたい」(鈴木氏)考えだ。

 また、スカイネットアジア航空(6J)による航空身体検査証明の不適切な取得についても、国交省が5月29日と30日に立ち入り検査を実施しており、今後も「引き続き定期監査などで指導していく」との考えを示した。