成田空港、民営化に向け本格始動へ、会長にJTB松橋氏が就任

  • 2004年3月23日
 成田国際空港株式会社創立総会が23日、開催された。総会では設立委員会において内定している役員人事が承認され、正式に取締役会長に就任したジェイティービー取締役相談役の松橋功氏、代表取締役社長の黒野匡彦氏が就任することとなり、このほど両名が会見した。黒野氏は今後の大きな経営課題として、「2500メートル滑走路の実現」、「着陸料の値下げ」、「完全民営化」を挙げ、「社長の任期中に出来うる限り実現に向けた努力を惜しまない」と語り、意欲を見せた。また、松橋氏の会長起用について「民間人でこれ以上の人材はいない」と断言し、その理由として「準民間経営の実績があること、観光業・旅行業での実績からお客様の視点での空港作りを推進できること、経済界での活動も抱負であること」の三点を挙げる。
 松橋氏は「これまでの公団が積み重ねた38年の実績は大きい。ただし、民間に移行するにあたり、官には出来ないことをどう生み出すか」を課題として挙げ、「お客様の視点での経営」、「コスト意識の確立」、「競争力の強化」の三つを重視した経営が重要であることを強調した。