オーストラリア、「新型コロナウイルス」に関する最新情報

  • 2020年11月13日

オーストラリアにおける新型コロナウイルス(COVID-19)に起因する、各州の状況をお知らせいたします。

■ オーストラリア各州で実施されている州境制限

◎ ニューサウスウェールズ州(シドニーなど)

 ビクトリア州を除く全ての州からの入州を許可。

 ビクトリア州からの入州は、オンラインによる入州申請、及び14日間の強制隔離が必要。

◎ ビクトリア州(メルボルンなど)

 全ての州からの入州を許可。

◎ オーストラリア首都特別地域(キャンベラ)

 ビクトリア州からの入州不可。その他の州からの入州を許可。

◎ クイーンズランド州(ゴールドコースト、ケアンズなど)

 ビクトリア州からの入州を拒否。

 バイロンベイ等州境付近の一部地域の居住者を除くニューサウスウェールズ州からの入州を拒否。

 (11月03日より、シドニー市及び近郊の32の地方自治体に過去14日以内に滞在した人を除き

  ニューサウスウェールズ州からの入州可能へ)

 ノーザンテリトリー準州、タスマニア州、クイーンズランド州、西オーストラリア州

 オーストラリア首都特別地域からの入州を許可。オンライン申請要。

◎ 南オーストラリア州(アデレードなど)

 ビクトリア州からの入州を拒否。

 ノーザンテリトリー準州、タスマニア州、クイーンズランド州、西オーストラリア州、

 オーストラリア首都特別地域、ニューサウスウェールズ州からの入州を許可。

 入州の14日前までにオンライン申請要。

◎ 西オーストラリア州(パースなど)

 「免除旅行者」以外の入州不可。(観光旅行は「免除旅行者」に含まれない)

 11月14日より、南オーストラリア州、タスマニア州、クイーンズランド州、

 ノーザンテリトリー準州、オーストラリア首都特別地域からの入州を隔離無しで許可。

 オンライン登録要。

 ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州は14日間の自主隔離、及び11日目の感染検査を条件に

 入州を許可。オンライン登録要。

◎ タスマニア州(ホバートなど)

 ノーザンテリトリー準州、タスマニア州、クイーンズランド州、西オーストラリア州、

 オーストラリア首都特別地域からの入州は隔離無しの入州許可。

 入州の3日前までに連絡先等をオンライン登録要。

 ニューサウスウェールズ州からの入州は14日間の自主隔離が必要。

 (11月06日より隔離無しで入州許可予定)

 ビクトリア州からの入州は14日間の強制隔離が必要。

◎ ノーザンテリトリー準州(エアーズロック、ダーウィンなど)

 ノーザンテリトリー準州政府によって指定された「ホットスポット」以外からの入州は

 隔離措置無しの入州を許可。ノーザンテリトリー準州到着の7日前から到着までにオンライン登録要。

 ホットスポットに指定された地域からの入州は、14日間の強制隔離が必要。

 ビクトリア州多くの地域が現在もホットスポットに指定されている。

 ** ノーザンテリトリー準州政府指定のホットスポット

  https://coronavirus.nt.gov.au/travel/quarantine/hotspots-covid-19

** 10月23日に開かれた国内内閣会議にて、西オーストラリア州を除く州、準州は、

 クリスマスまでに州境を再開することに合意しました。

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★ 本情報の注意事項

* オーストラリアでは連邦政府が国境に関する規制、及びオーストラリア国内の大枠の制限を決め、各州政府が更に細かい制限を決定します。

* オーストラリア連邦政府と各州の政府とで同じ事柄に対して異なる制限がある場合、州政府の決めた制限が優先されます。

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■ オーストラリア出入国制限、緩和・解除の見通し

オーストラリアの新型コロナウイルスによる、オーストラリアへの入国、及び出国の制限は以下の通りです。

* 3月20日 21:00以降、オーストラリアへの渡航者の全ての入国が禁止。

 (オーストラリア市民および永住者を除く)

* オーストラリア市民および永住者は、到着日から14日間は強制検疫施設に隔離される。

* オーストラリア国外からの到着を1週間あたり6,000人に制限。(4,000人より増員)

* 帰国を希望するが、入国制限、航空便の運航状況によって実現できていない

 オーストラリア人は23,000人以上。(9月時点)

* すべてのオーストラリア市民および永住者は、免除が認められない限り、オーストラリアの

 出国を禁止。

* 10月16日よりニュージーランドからオーストラリアの一部の州への入国を、

 14日間の検疫期間無しで受け入れを開始。

* 日本などその他の国・地域に関してはまだ具体的になっておりません。

** 連邦財務長官のジョシュ・フライデンバーグは、10月07日の予算発表後のプレスクラブ演説で、

 オーストラリアの国境閉鎖は、2021年後半まで続く可能性があるという見通しを明らかにしました。

■ ニュージーランドからの旅行者を一部の州で受け入れへ

マイケル・マコーマックは副首相は、10月16日よりニュージーランドからオーストラリアの一部の州への入国を、14日間の検疫期間無しで受け入れを開始すると発表しました。

ニュージーランドからの訪問者は、当初はニューサウスウェールズ州(シドニー等)とノーザンテリトリー準州(エアーズロック、ダーウィン等)に限られます。南オーストラリア州も含まれるとみられていましたが、現時点ではまだ参加を確定していません。

今回の入国制限緩和はニュージーランドからオーストラリアへの入国のみの行われます。

ニュージーランド人がオーストラリアからニュージーランドへ帰国した際に、現行の管理隔離措置は免除されることなく、引き続き管理隔離を受ける必要があります。

オーストラリア人及び永住権所持者は、引き続き12月17日までオーストラリアからの出国を原則禁止となり、許可を得てニュージーランドへ出国した場合も、ニュージーランドで隔離措置を受けることになります。

2019/2020年度のニュージーランドからオーストラリアへの短期旅行者はおよそ100万人、国別ではニュージーランドが1位となっています。これはおよそ全体の15%を占め、日本の約2.7倍となっています。

ビクトリア州のダニエル・アンドリュース首相は、11月09日よりビクトリア州もニュージーランドからメルボルンへの直行便の再開を認め、ニュージーランドからの入国は14日間の隔離措置を不要とする旨を発表いたしました。

■ オーストラリアにおけるマスク事情

11月になってようやく大手スーパーやドラッグストアでも不織布マスクが販売されるようになってきました。シドニー市内の大手スーパー・コールスでは、10枚入りが2つでAU$19(1枚あたり$0.95、約72円)で販売されていました。

ずいぶんと安くなりましたが、それでも日本と比較すると高額です。

以上、ご注意ください。

情報提供:株式会社トランスオービット日本海外ツアーオペレーター協会