セブ・パシフィック航空（5J）はこのほど、フィリピン国内線の運賃を値下げすることを発表した。直近に購入した航空券も対象となる。需要を喚起することで新型コロナウイルス（COVID-19）の感染拡大による影響を緩和し、フィリピン政府による国内観光促進の支援をめざす。

　対象となるのは国内70ヶ所以上の地点への運賃で、マニラ、セブ島、カガヤン・デ・オロ（ラギンディンガン）、ダバオ、イロイロ、サンボアンガ発の路線については基本運賃を88フィリピン・ペソ（約178円）とした。

　なお、5Jでは国内線の運賃値下げに加えて、主要な国内路線で座席供給量を平均44％増加したという。5Jマーケティング／カスタマーエクスペリエンス担当バイスプレジデントのキャンディス・イヨグ氏は発表文のなかで、「困難な時期だからこそ、我々は政府や観光関係者と一体となるべきだと考えている」とコメントしている。