週間ランキング、1位は澤田氏の決意、人事の話題が上位独占

  • 2019年5月17日(金)

[総評] 今週の1位は、エイチ・アイ・エス(HIS)代表取締役会長兼社長である澤田秀雄氏がHISの経営に決意を示されたことをお伝えした記事でした。さほど目新しいことを書いたわけではないのですが、はっきり言って掲載する前から1位にはなるだろうと思っており、横綱相撲のような安定の結果に澤田氏の人気というか注目度の高さがまた実感されました。

 記事の趣旨としては、約10年間かけて取り組んできたハウステンボス(HTB)の経営を坂口克彦氏に任せる一方、自身はHISとグループの経営に専念するというものです。HTBの黒字化は実現したものの、最近はHISの方に割く時間が増え、さらに「アイディアも尽きてきた」ということで、だから専任者に新しいステージを委ねるという分かりやすいご判断です。

 ただ、これでHISが計画通り成長し、一方でHTBは期待する東証一部への上場が実現するほどの成績が残せないとなると、事態は深刻さを増すように思います。

 なぜかというと、澤田氏のコミット具合によって業績が大きく変動することがまた一つ実例として示されるわけです。もちろん、それ自体は澤田氏の類まれな能力として称賛されるべきものですが、要するに「澤田さんの会社」というイメージからいつかは脱却しなければならないのに、逆にそのイメージが強くなりかねないという話です。

 下図は過去10年間のHISの業績の推移です。澤田氏がHISの代表取締役会長兼社長・最高経営責任者(CEO)に就いたのは2016年11月なわけですが、ご本人が「今はHISにすごい精力を注ぎ、この2年間は2桁成長をさせて」いると発言されている通りの曲線で、はたから見るとやはり敬服と懸念が同時に心中に去来します。

 さて、今週は2位と3位も誰かがどこかのポジションに就いた記事が入りました。このうち2位はKNT-CTホールディングスの社長が交代するもので、現代表取締役社長の丸山隆司氏は代表権を持ちつつ会長となり、後任には現近鉄グループホールディングス取締役常務執行役員の米田昭正氏が就くこととなります。

 丸山氏の就任からたった2年での交代ということで憶測も呼びますが、ご本人は「経営者として成績が悪かったことについてはもちろん責任を感じており、そういう風に思われたとすれば甘んじて受け入れる」と潔くおっしゃっておられました。確かに、例えば店舗とネットとの融合という重要課題も、業界の内外でこれだけの努力がなされながら確固たる成功の方程式が見出されていないなか、KNT-CTとしての具体的かつ説得力のある施策はいまだ見えず、率直にいって厳しい印象は拭えません。

 丸山氏には結局この2年で直接お話をお聞きする機会を得られませんでした。そもそも大手一般メディアを含めてインタビューなどの記事が検索にヒットしませんので、単にお嫌いだったのかもしれません。しかし、難局を乗り越えなくてはならないなかでは、先述のネット戦略を含めて「現在地はここで目的地はここ、到達に向けてまずはこれとこれをしていく」という情報発信をされることが、約7000人という社員の皆様や取引先、あるいは株主の理解と支援を得る近道だったのではないかと思います。

 後任の米田氏はホテルでの経験が豊富で、サプライヤー側から旅行会社の価値や課題を感じてこられた方ということになります。米田氏からは「三方良し」というご発言もありましたが、確かにサプライヤーから必要とされることも旅行会社の生存にとって大変重要な条件であり、そういった面で他の大手旅行会社でも見られないような新しい展開が出てくるかもしれません。米田氏には是非ともインタビューの機会をいただきたいと願っております。(松本)

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