週間ランキング、1位は星野リゾート/LGBT祭典のお誘い

  • 2018年4月13日(金)

[総評] 今週1位は、星野リゾートによる出店計画でした。ホテル関連の話題が上位に入ることはほとんどなく、意外というのが率直な印象です。内容としては、現在6軒(国内5、海外1)の星のやについて国内1軒、海外2軒の準備を進めていることをお伝えしたほか、その他のブランドについても現状と今後の方針をご紹介したものです。

 いうまでもなく記事のページビューはタイトルによって大きく変わるわけですが、今回のタイトルは“海外に新たな「星のや」出店へ、国内も”というものであまり驚きはなく(海外の追加出店は断念、などであればインパクトがありますが)、となると星野リゾートだからこその注目度と考えた方が良さそうです。

 当欄でも何度か書いてきた通り私は2007年までホテルの現場で働いていたのですが、元同僚のなかには星のやに転職(して退職)した人物がいて話を聞いたことがあります。たった1人からのヒアリングですし、時間が経っていますので状況が変わっているかもしれないことを強調しておきたいですが、記憶に残っているのは、私と同僚が働いていたホテルよりも進取的ではあるものの「やりがい搾取」の印象、といったものでした。

 これを読まれた関係者の方は気を悪くされるかもしれませんが、そもそもやりがい搾取については「おもてなし」という言葉の現代的な使われ方自体にそのリスクが内包されていると思っていますし、外部の人間が搾取的な印象を持っても当人がやりがいを感じている場面をどう評価するか、といった視点もあり、こうした話は程度の差こそあれ多くの観光関係企業に共通する問題ではないでしょうか。

 特に後者の気持ちの問題は、星野佳路社長のような強いカリスマ性を持つリーダーのもとではよりはっきりと顕在化するでしょう。澤田秀雄氏率いるエイチ・アイ・エス(HIS)も昨今は長時間労働の削減をめざしているわけですが、必ずしも全社員がそれを歓迎しているわけではなく、むしろ「無茶を楽しむ文化」のようなものがHISの強みであったのではないかと感じています。

 また、もう一つの重要な要素として給与もやりがいに深く関わってきます。元職場は、まがりなりにも外資系の5ツ星ブランドでしたのでホテル専門学校などを経て意欲高く入社してくる若者が多かったのですが、その多くが激務とその対価のバランスの悪さに心が折れて職場を去っていっていました。

 最近は人材不足で売り手市場化しているといいますし、感情労働などという言葉も脚光を浴びており、サービス業全般にとって順風とはいいがたい環境と思われます。それでも人気職種ではありますのでそれなりに人は集まるのでしょうけれども、意欲ある人材が身を粉にして働いていつしか辞めていくサイクルを当然とするのはそれこそ明白な搾取ですので、旅行会社にせよホテルにせよ、そのような状況があるのであれば少しずつでも改善されていってほしいと願うばかりです。

 なお、今週はこのほか、ランク外ながらゴールデンウィークに開催されるLGBTの祭典「東京レインボープライド」についてもご紹介しました(リンク)。メディアで取り上げられる機会も大きく増えてLGBTについての認知度も高まっているように思いますが、個人的には15年に初めて同イベントに参加したことが理解の最大の助けになったと感じています。

 記事中でもご紹介していますが、トラベルビジョンのグループ会社であるアウト・ジャパンもブースを出すほか、なんと新宿二丁目のゲイカルチャーを体験できるイベントも開催予定です。私も以前は「なんとなく怖い場所」と思っていましたが、実際にはまったくそんなことはなく、まさに百聞は一見にしかずです。誰でも気軽に参加できるように工夫されていますので、ご興味あれば是非足を運ばれることをお勧めします。(松本)

▽Sweetest Day Of May ~楽しくわかる! パレードの歩き方、二丁目の歩き方~
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