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ギリシャ、2年ぶりのセミナーで現況報告、今後もプロモに意欲

  • 2017年6月18日

▽世界遺産「メテオラ」など北部を訴求、TK利用による周遊も

カラツォリス氏  この日のセミナーでは、冒頭で挨拶した駐日大使のルカス・カラツォリス氏が、「アテネやサントリーニ島など南部もいいが、ギリシャの魅力はそれだけではない」と語り、北部にはマケドニア王国の遺跡やアレキサンダー大王ゆかりの観光地、美しい自然が残っていることをアピール。また、アテネに次ぐ第2の都市のテッサロニキには、TKがイスタンブールから直行便を就航していることも紹介し、参加者に積極的な商品造成を呼びかけた。

大村氏  ギリシャ北部の観光地に関するプレゼンテーションを実施した、アンフィトリオン・ジャパン大阪営業所長の大村タケシ氏は、岩山の頂に建つ修道院群で知られるメテオラや、「テッサロニキの初期キリスト教とビザンチン様式の建造物群」などの世界文化遺産をアピール。そのほか、ワインやチーズが有名なメツォヴォなどの都市を紹介した。

 TK東京支社個人旅客営業部部長の野黒泰正氏は、イスタンブールからアテネ線を1日4便、テッサロニキ線を1日2便運航していることを説明。所要時間はともに1時間20分から30分程度で、アテネまたはテッサロニキには午前中に到着し、イスタンブールには夜に戻ることから、短期間の旅行でも滞在時間を充分に確保できるとアピールした。

 そのほかには、TKがヨーロッパの多くの国に乗り入れていることから、日程に余裕があればギリシャと周辺国の周遊ツアーの造成もしやすいことを強調。なお、今年1月から5月までの成田/ギリシャ間の利用者数はギリシャ国内における難民の減少などが後押しし、前年比82%増を記録しているという。