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秋田の富士屋ホテルが破産申請、負債2.6億円

  • 2017年5月18日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、秋田県大館市の大滝温泉郷で旅館「富士屋ホテル」を運営していた富士屋ホテルは5月12日、事業を停止し、弁護士に破産手続きを一任した。負債総額は債権者46名に対し約2億6000万円。

 同社は1968年に設立。ホテルの収容人数は110名で、レストランや結婚式場、宴会場などを備えており、1996年3月期には約2億4500万円の売上高を計上した。99年9月には建物の改築など大規模な投資を実施。しかし投資に見合った効果は得られず、近年は減収傾向にあり、財務内容も悪化していた。

   14年10月には債権が金融機関から債権回収会社に譲渡されたが、その後も業績は回復せずに資金繰りは逼迫。今回の措置となった。