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ブラジル、中南米の6ヵ国、ブラジルからの訪問者に「イエローカード」提示義務づけ

  • 2017年3月28日

 ブラジルのミナス・ジェライス州を中心に黄熱病が発生していることを受け、
* パナマ
* ニカラグア
* ベネズエラ
* コスタリカ
* エクアドル
* キューバ
の6ヵ国が、ブラジルからの訪問者に対し、黄熱予防接種を受けたことを証明するイエローカードの提示を義務付けました。

 従いまして、中南米旅行をご計画中の方でブラジルから対象となる6ヵ国に渡航を予定されている方は、黄熱予防接種をする必要があります。

 例えば、ブラジルを経由・滞在後に、エンジェルの滝やガラパゴスへの訪問を予定されている場合は、これに該当いたします。

 2017年2月にはウユニ塩湖などの観光地を抱えるボリビアが、事前告知なしにイエローカードの提示を義務付け、一時期は入国を拒否される人がでるなど混乱が生じました(現在は「推奨」に変更)。

 今後も現在は義務付けをしていない国が、ブラジルからの訪問者に対して同様の措置を行う可能性もあるため、該当地域への渡航をご予定の方は事前に各大使館、領事館への確認をお勧めいたします。

 なお、黄熱の予防接種は、接種10日後から有効となります。

 これまで、有効期間は10年とされてきましたが、WHOでは2016年に黄熱病接種は生涯有効と発表。日本でも厚生労働省から訳文が出ています。

 旅行をご計画中の方は、感染症情報を含め、ご注意ください。

 
■ ブラジルからの訪問者に対し、新たにイエローカード提示を義務付けた中南米諸国 (2017年3月27日現在)
* パナマ
* ニカラグア
* ベネズエラ
* コスタリカ
* エクアドル
* キューバ
■ 参考
* 厚生労働省検疫所 黄熱について
http://www.forth.go.jp/useful/yellowfever.html

* 外務省・海外安全ホームページ
 ブラジルにおける黄熱の流行-その5 (ブラジルに渡航・滞在する際には、
 黄熱ワクチンの接種が推奨されています。蚊に刺されないよう注意してください。)
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C055.html


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