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主要49社、16年3Q累計の国内旅行は2.7%減、外国人は2桁増

  • 2017年3月6日

▽12月単月の国内旅行は1.4%減、外国人は6.2%増

 12月単月の取扱額では、国内旅行は前年比1.4%減の2631億8564万円、外国人旅行は6.2%増の150億1296万円だった。観光庁によると、国内旅行は大雪の影響などにより北海道方面が伸び悩んだ。一方、訪日旅行は東アジアや東南アジア方面からの旅行者が好調で、前年を上回った。

 国内旅行を企業別で見ると、取扱額が最も大きかったのは海外旅行と同様にJTB15社で、3.7%減の820億9617万円。次いで、楽天が11.7%増の438億2719万円、KNT-CTホールディングス8社が15.1%減の237億7522万円となった。

 前年からの伸び率では、郵船トラベルが54.3%増の1億9002万円と最も伸長。2位はDeNAトラベルが53.9%増の4億6373万円、3位はケイライントラベルが43.6%増の2514万円と続いた。国内旅行を取り扱う48社のうち、前年を上回ったのは20社だった。

 募集型企画旅行は取扱額が3.0%減の714億8241万円、取扱人数が7.3%減の245万7570人となり、単価は4.6%増の2万9087円となった。

 外国人旅行の企業別の取扱額は、最も大きかったJTB15社が3.8%減の57億828万円。2位以下は日本旅行が13.1%増の25億9495万円、HIS5社が13.9%増の22億3212万円と続いた。

 前年からの伸び率については、日立トラベルビューローが801.8%増の1489万円で最も伸長。次いで、読売旅行が305.3%増の2025万円、タビックスジャパンが291.8%増の2796万円となった。取扱高が1億円以上の企業ではKNT-CTホールディングス8社が23.0%増の17億8707万円となったほか、東武トップツアーズが22.6%増の6億8392万円、東日観光が18.3%増の2億6200万円と続いた。外国人旅行を取り扱う36社のうち19社が前年を上回った。

 募集型企画旅行の取扱額は7.7%減の5億447万円、取扱人数は1.7%減の3万4320人で、単価は6.1%減の1万4699円だった。

 なお、海外旅行の取扱額は2.8%減の1619億657万円で、総額は1.7%減の4401億516万円だった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。

▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
2016年度第3四半期累計
2016年度第3四半期累計(詳細データ)
12月単月