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日本旅行、16年は「一定の利益」確保-17年は設備投資へ

  • 2017年2月26日

▽17年は新中計でネット販売強化、リスク管理も

 17年12月期(17年1月1日~12月31日)の連結業績予想は、営業収益が1.6%増の538億円、営業利益が26.7%減の10億2000万円、経常利益が19.2%減の16億3000万円、当期純利益が4.3%減の10億9000万円の増収減益を見込む。

 同社広報室によると、減益の要因は17年から20年までの中期経営計画における積極的な設備投資。特にネット販売強化に向け新たな宿泊予約システムの開発や、店舗への新技術の導入に注力するという。加えて、昨年6月にジェイティービー(JTB)など旅行会社2社の情報システムが外部からの不正アクセスを受けた事案を踏まえ、リスク管理の取り組みも強化する。

 なお、日本旅行単体の業績予想は営業収益が2.7%増の467億円、営業利益が21.0%減の5億5000万円、経常利益が23.6%減の8億6000万円、当期純利益が31.2%増の5億3000万円としている。