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JTB、シンガポール政観とMOU、17年度送客11万人めざす

  • 2017年2月7日

▽店頭スタッフに情報提供、地方の需要喚起に期待

MOUを記念し鏡割りも  調印式ではSTB長官のライオネル・ヨウ氏が登壇し、「日本人の訪問者数は国別で6番目に多く、我々にとって需要な市場」と述べた上で、旅行会社による商品造成やプロモーション活動の重要性を強調。「JTBは質の高い商品やサービスを提供しており、消費者や企業から信頼されている」との見方を示し、MOUによる取り組みに期待を示した。

 また、MOUではJTBの販売店スタッフに対する情報提供を強化することを説明。STBは昨年から、JTBの東京、名古屋、大阪などの各支店を訪問して情報提供などに努めてきたが、店舗スタッフからは消費者の動向などをヒアリングして、マーケティングに役立てているという。今後も取り組みを継続する考えだ。

 STBによれば、16年1月から11月までの間にシンガポールを訪問した日本人旅行者は、前年並みの約72万人。STB日本支局長の柴田亮平氏は、具体的な17年の目標人数については語らなかったが、MOUによる訪問者数の増加に期待を示すともに「JTBの全国的な店舗ネットワークを活用し、シンガポールの旅行先としての認知度向上に努めたい」と語った。特に地方での伸びに期待しているという。