▽将来的には航空券販売も、スタンプでアピール

　その他の機能としては「空席照会・予約」「予約確認・購入座席指定」「運航の見通し」「My AIRDO会員ログイン」も用意。これらをタップすると、いずれもHD公式サイトへ誘導される。草野氏は「開始当初のサービスは予約照会とQRコードの取得、キーワード検索による情報発信のみだが、今後は航空券の購入などもできるようにしたい」と意欲を示した。

　このほか、利用者がトーク上にキーワードを送信すると、HDが情報を返信する機能「旅のコンシェルジュ」も提供。例えば「時刻表」と送信すると、HDの運航スケジュールを掲載する公式ページのURLがトーク上で返信される。

　草野氏は、LINEとの協業について「LINEは日本全国で6000万人以上が利用し、ユーザーの属性も若者に限らず幅が広い」と利点を説明。「ビジネスコネクトを活用すれば利用者1人1人にリーチできる。これにより、他社との差別化をはかりたい」とコメントした。

　LINE上級執行役員コーポレートビジネス担当の田端信太郎氏は、「航空会社による搭乗手続きのためのアプリは多いが、1年に数回だけ使用するためにダウンロードする人は少ない」と説明。「LINEであれば、新たにアプリをダウンロードする必要はない。利用者にとっても利便性は高い」とアピールした。

ベア・ドゥのLINEスタンプ 　HDは、18日にはマスコットキャラクター「ベア・ドゥ」のLINEスタンプの提供も開始。HDの公式アカウントと友だちになった人が対象で、ダウンロード期間は1月9日までとした。