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エジプト、「カイロ」、「ギザ」視察レポート

  • 2016年8月26日

 2016年8月18日(木)、エジプトにおいて日本人マーケットに携わる旅行関連業者からなる「エジプト日本旅行業連盟」(JTUE: Japanese Travel Union of Egypt)のメンバーで、カイロとギザを視察いたしました。

 夏休み中のためカイロ市内は渋滞もなく、スムーズに視察できました。

 皆様に現地の状況を理解していただくための助けになれば幸いです。

 
■ 午前09:00 --- エジプト考古学博物館
カメラ券を購入せず館内で撮影をした場合、またフラッシュを使用した場合、罰金(LE100)が課せられます。

 また6名以上で見学の際に必要となる「イヤホン」のチケットが値上がりし、LE20となっています。

 以前ミュージアムショップだった場所は、現在「レプリカショップ」となっています。

 古代ファラオ時代、コプト美術、イスラム美術関係の様々な作品のレプリカが展示販売されています。

■ 午前10:30 --- ギザのピラミッド
ピラミッド地区に入る前、全ての車両の検査が入念に行われています。スーツケースはこれまで同様、車両から降ろしセキュリティーゲートを通過する必要があります。

 空港から直接ピラミッドに向かう場合は、注意が必要です。

 真夏のピラミッドですが、時折心地良い風が吹き抜ける中、団体や個人観光客の姿が多数見られました。
クフ王ピラミッドの正面に、エアコン付のテントを発見。こちらは今年の5月1日にNHKスペシャルでも紹介された「宇宙線ミューオンを利用してクフ王ピラミッドの内部を透視する」という日本の最新技術が結集した壮大なプロジェクト『SCAN PYRAMIDS』のテントです。年内の発表を目指し、まさに今もプロジェクト進行中です!
『未知の部屋』の発見なるか、結果が楽しみです。

** プロジェクト公式サイト http://www.scanpyramids.org/?lang=ja
■ 午前11:30 --- オールドカイロ地区
聖家族が身を寄せていたといわれることで知られる「聖セルギウス教会」は、修復工事が終了しました。

 地下の間を監視できるシステムができたため、これまで公開されていなかった「地下の間」へも入場できます。

 通常、教会の写真撮影は禁止されておりますが、今回は特別に許可が得られました。

 地下の間へ通じる階段や通路も修復され、見学しやすくなりました。
階段を下りる際は天井が低いため、頭上に注意しながらゆっくり進みます。

■ 午後12:30 --- モハメッドアリモスク
駐車場には数台の観光バスの姿が見られました。

 身体と荷物の両検査が、いつも通り厳重に行われています。

■ 午後13:00 --- ハンハリーリバザール
バザール入口にはいつも通り、セキュリティーの警察官が複数駐在し、到着した観光車両のチェックを行っていました。

 フセイン広場前のアホアで休憩する観光客や地元の人々の横を通り過ぎバザールへ。

 昼の早い時間帯は買い物客もまばらで、バザールにはのんびりした空気が流れます。

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最高気温が35度を超える日が続く8月のカイロ、ギザですが、夏休みのため交通量が少なく、冬場に比べてすいすい移動出来るのが利点。遺跡の観光中は水分の補給に気をつけながら、冷房の効いた観光用車両で快適なご観光をお楽しみいただけることでしょう。

 かなりの期間、エジプトでは何も起きておらず、この数ヵ月は観光客の数や警備状況に大きな変化はないように感じます。

 11月末からは東京と大阪からのチャーター・フライトも運航される見込みです。

 日本人はもちろん、他の国々からの旅行者が増えてくれることを願うばかりです。


情報提供: 情報提供: エジプト日本旅行業連盟 (JTUE)、日本海外ツアーオペレーター協会