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国内旅行業況、2期連続改善-3ヶ月後はマイナス予想

  • 2014年12月17日

▽15年1月から3月、8期ぶりのマイナス予想

 2015年1月から3月については8期ぶりに減少し、13ポイント減のマイナス5を見込む。JATAによると、景気の停滞感などによる先行きの不透明感や、約2年続いてきた国内旅行の好調さがそろそろ頭打ちになるとの考えから、厳しい見通しを示す傾向があるという。また、貸切バス新制度導入の影響を懸念する声もあった。

 業態別では、国内ホールセラーが1ポイント増と増加。それ以外は前期を下回る予想だ。インハウスは前年比では2ポイント増となる予想だ。

 方面別では、静岡は3ポイント増と増加するが、それ以外の方面全てで前期を下回る見込み。JATAでは消費税の造成による消費の冷え込みで、年末年始など首都圏の近くでのんびり温泉を楽しもうという需要が増えたとみている。最も減少幅が大きかったのは九州で10ポイント減。次いで、京阪神の9ポイント減となった。九州は前年並み、京阪神は前年比では16ポイント増と増加している。

 団体旅行では全区分で減少。教育が14ポイント減ともっとも減少しており、次いで職場が13ポイント減、サークル・親睦が11ポイント減、招待・報奨が5ポイント減となった。個人観光旅行はOLが2ポイント増と増加。ファミリーは2ポイント減となった。シニアは9ポイント減の6となり、減少するもプラスは維持した。