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セーバー、「トリップケース」や各種アプリの利便性アピール

  • 2014年12月3日

セーバートラベルネットワーク日本支社長の中里秀夫氏  セーバートラベルネットワークはこのほど、旅行業界向けに「セーバー感謝祭2014」を開催し、2014年に実施したプロダクトやコンテンツの拡充について報告するとともに、2015年の活動方針について説明した。日本支社長の中里秀夫氏は、2015年には個人旅程管理ツール「トリップケース」の日本語版を導入するなど、「数多くのソリューションを提供し、知名度も上げていきたい」と意気込みを語った。

 グローバルアカウント担当部長の関川政一氏は、同社テキサス本社の壁に掲げられているスローガン「WE SIMPLIFY TRAVEL COMPLEXITY(ややこしいことを簡単に)」を2015年のキーワードとして、「利用者にコミットしていく」考えを表明。「トリップケース」などの各種ツールについて紹介した。

 トリップケースは出張者の視点で開発された無料ツールで、フライトのキャンセル・遅延などが起きた際にタイムリーに情報を配信するもの。ウェブ版とスマートフォン版の2種類があり、現在は英語版のみだが、2015年には日本語版をリリースをする予定だ。同社ではトライアルキャンペーンを実施する予定で、詳細は近日中に発表するという。

 また、昨年9月に日本でのサービスを開始したBtoBアプリケーションマーケット「セーバーレッドアップセンター」についても説明。提供している各種アプリを利用すれば、プラベートフェアなどの複雑な運賃計算フォーマットのGUI化や、旅行者がベストなシートを探せるウェブサイト「シートグル」との連動などで、予約ツール「セーバー・レッド・ワークスペース」にさまざまな付加価値を付けることができるとアピールした。同社によれば、既に170種のアプリで計56万ダウンロードの実績があるという。

 2014年の事業については、4月の米国ナスダック上場や、セーバー・レッド・ワークスペースのモバイル版「セーバー・レッド・モバイル・ワークスペース」のリリース、トリップケースのアラート機能強化などをおこなったことを報告。ホテル予約については、ホテル・リザベーション・サービスとエクスペディア・アフィリエイト・ネットワークのコンテンツを加えたことで、17万5000軒の取扱いが可能になったという。また、オンラインブッキングツールの「ゲットゼア」については、日本での取扱数が前年比250%増と好調であることを発表した。