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現地レポート:アルゼンチン、「南米のパリ」と呼ばれた美しい街と、世界遺産の大自然というふたつの魅力

  • 2013年11月19日

「南米のパリ」ブエノスアイレスへ
さらに世界遺産バルデス半島の野生に出会う

バルデス半島だけではない
プンタトンボのペンギンたち

白い石が遊歩道のサインなので、その外は歩くことができないが、ペンギンたちが入ってくることもある

 もうひとつ、ペンギンの保護区となっているのが、プンタトンボだ。プエルトマドリンからバルデス半島とは反対方向の南にある。トレレウからさらに120キロメートルほど下った場所だ。ここでは、遊歩道の一部がボードウォークになっていて、その下をペンギンが横切っていったりする。

この日は風が強かったので身体を低くしているペンギンが多かった

 ここで見られるのもバルデス半島と同じマゼランペンギンだ。遊歩道の先は高台になっているので、大西洋を見渡すこともできる。ペンギンがやってくるのは9月下旬から3月頃。プンタトンボをツアーに組み入れるのであれば、ツアー催行はこの時期に限定することが必要だ。

 また、プエルトマドリンとプンタトンボの周辺ではダイビングを楽しむことができるので、オプションとして提案するのもいいだろう。場所によっては、好奇心旺盛なアザラシと一緒に泳ぐこともできる。



ビジネスクラスシートの刷新と
継ぎ目のないおもてなし


成田/パリを飛んでいるAFの最新鋭の翼A380 日本支社が統合されている、エールフランス航空(AF)とKLMオランダ航空(KL)は、路線数、供給座席数の拡大でその強みを生かしてきた。南米へのフライトは、AFのパリからは8路線、KLのアムステルダムからは7路線、トータルで週101便が飛んでいる。ブエノスアイレスへはどちらも飛んでいるので、アムステルダム経由とパリ経由というバリエーションをもっていることが強みだ。


刷新されるKLのビジネスクラスシートはフルフラットになる KLでは、12月より順次ビジネスクラスの座席シートを刷新する。フルフラットを実現することにより、ロングフライトの機内で、より快適に過ごすことができるようになるのだ。日本からブエノスアイレスの往路ではアムステルダムに1泊するので、長旅の疲れを残すことなく現地での観光を楽しむことができる。


「ラ・プルミエール」は、継ぎ目のないおもてなしを提供 いっぽうのAFは、ファーストクラスの「ラ・プルミエール」で提供している継ぎ目のないおもてなしが好評だ。「ラ・プルミエール」を利用する搭乗客に対し、空港から機内、機内から乗り継ぎ地のラウンジ、ラウンジから機内、そして目的地の機内から空港へ、全ての行程で空港スタッフがアテンドするというもの。空港では、チェックインから免税店の購入、TAXの払い戻しなど、あらゆるシーンで搭乗客をおもてなしをしている。








取材協力: エールフランス航空/KLオランダ航空、メルコスール観光局、アルゼンチン観光公社、パラグアイ観光庁
取材: たかせ藍沙